湿度が多くなる時期は犬の皮膚病が増えてきます。うちでも痒がることが多くなり皮膚が赤くになってかさぶたができ始めましたが、早期なら簡単に治ってしまう場合もあるので症状や治し方、人間にうつる皮膚病をご紹介します。
犬の皮膚病の主な原因
犬の皮膚が赤くなり掻きむしって、かさぶたやハゲ気味になっています。
この症状が、広がってきました。
獣医さんの説明によると
「犬の皮膚病は、常在菌の異常増殖から起こる場合が殆どなので
先ずは毎日シャンプーして菌を洗い流してみてください。
それで改善しない場合は、菌に合わせて抗生剤などを使っていきましょう。」
とのことでした。
今までは月に1度しかシャンプーしていなかったので、
そんなに洗って大丈夫かと思ったのですが
3回シャンプーしただけでこんなに綺麗に治ってきました。
皮膚に赤みもなくなり身体を掻いている回数もかなり減って
かさぶたも小さくなって取れたら消えそうです。
使ったシャンプーは
犬用シャンプーが直ぐに用意できなくて
猫用低刺激ノミダニとりリンスインシャンプーで洗いました^^;
犬は毎日洗っても良いくらいだと聞いたことがありますが本当なんですね。
ただ、ゴシゴシ洗いや強いシャンプーを使うと良くないので
刺激の無いシャンプーでそっと洗って良く流す感じが良いですね^^
今回、犬の皮膚病に付いて調べてみたのですが、
外部からの感染にしても、清潔にしていれば防げる皮膚病が多いです。
なので、
皮膚に赤みが出たり掻き出した時点で、きちんと対処することが大切ですね。
画像は気持ち悪いですが、
わんちゃんのために見ておくと早期に病院へ行くべきか、清潔にして様子見かの判断もできます。
犬の皮膚病の原因と症状と治し方
●マラセチア皮膚炎
真菌の一種の酵母菌ですが、常在菌でもあります。
異常増殖に依って皮膚に赤みが出て油っこいフケが出ます。
痒みがあるので、掻きむしったり噛んだりしてかさぶたもできます。
皮脂を餌に増殖するのでこまめなシャンプーをして、改善しない場合は抗生剤や抗真菌剤の投与をします。
●膿皮症
常在菌のバランスが崩れ、主にブドウ球菌により引き起こされる皮膚炎です。
抗生物質投与で起因菌を殺菌します。
●疥癬 (カイセン)
ヒゼンダニの寄生が原因で起る皮膚病で、
最初は赤いポツポツがかさぶたになってアトピーに似ていますが、
皮下にトンネルを掘って移動するので痒みが強く、皮膚に道状の跡が見られます。
角化型疥癬に移行すると、だんだん皮膚が白灰色になって壊死したようになります。
※人間にもうつりますし、人間が動物にうつすこともあります。
治療は
ダニに効く殺虫薬の注射や投与をしますが卵には効果が無いので完治までの通院が必要です。
感染力が強く、接触感染だけではなくダニが付いているものから感染するので隔離に近い処置が必要になります。
使用物の洗濯の際50℃のお湯に10分間漬けるとダニが死滅するそうです。
●アラカス(ニキビダニ症)
人間も含めた動物の毛穴に、もともと住んでいる毛包虫が異常増殖してニキビのような症状が広がります。
治療は
ダニに効く殺虫薬の注射や投与をしながら、硫黄成分配合の軟膏、入浴剤やシャンプーを使います。
ムトウハップが皮膚病に効くと言われていましたが販売中止となり
代替品として人気のあった湯の素も販売されていません。
現在では
硫黄入浴グッズ
ペットの皮膚炎に効果がありノミ、ダニを寄せ付けない
があります。
●アトピー
人間のアトピーと同じで目の周りや顎にカサカサゴワゴワが出る場合が多いです。
治療は
抗アレルギー剤の投与もありますが
原因が食べものなら食事の改善、乾燥なら保湿など原因に合った対症療法が多いです。
その他にも
人間と同じくハウスダストや虫に刺されてアレルギーを起こしていたり、自己免疫疾患やホルモンによる皮膚病もあります。
うちの場合は
普段から、猫様を可愛がるとやきもちの様に体を掻きむしるので
ストレスで掻いているのかよく分からなかったのですが、
獣医さんが先ずはやってみてくださいという言う通りにしたら治って良かったです。
この時期に皮膚病になる犬様は多いそうですから
先ずは低刺激のシャンプーで清潔を心がけてあげると悪化しなくて良いですね^^♪
悪化してからは、シャンプーがダメな場合もあるので
明らかに初期段階でない場合は皮膚の菌を検査してもらってください^^☆