春夏秋の車内の温度は50℃。高温を早く冷やす方法と子供の置き忘れ対策

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車の中の温度は夏だけでなく、春や秋も高温になるので注意が必要です。人は暑さ指数(WBGT)25℃を超えると熱中症の危険が高まります。子供を置き忘れるなんて信じられないですが、実際に毎年起っているので対策もまとめてみました。

暑さ指数とは

・気温・湿度・周辺の熱環境の3つを取り入れた指標です。

http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

車内の温度

外気温が過ごしやすい23℃でもダッシュボードは70℃、車内は50℃近くに達し、炭酸飲料が破裂します。

http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail1.htm

炎天下の車中温度を計測した動画では

エアコン停止から5分で熱中症注意温度に達します。

白と黒の色の違いでは、熱を吸収しやすい黒い車の温度が高いです。

■最高温度は

黒い車の車内57℃ ダッシュボードで79℃
白い車の車内52℃ ダッシュボードで74℃

■白い車に対策した場合の最高温度

●サンシェード

車内50℃ ダッシュボード52℃

ダッシュボードの温度は抑えらますが、車中温度は上がっています。

●窓開け

車内45℃ ダッシュボード75℃

窓を開けていても、車内は外気温以上になります。

●エアコン

車内27℃ ダッシュボード61℃

車中の温度は保てましたが、アイドリング時のエアコンではバッテリーへの負担が大きいので
エンジン停止の可能性が高く危険です。

日本テレビの看板犬もエアコンが切れたとのことで亡くなっています。

いずれにしても、

炎天下や高温時には停車中の車内温度は上がるので人が居るのは無理です。

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■早く車内を冷やす方法

1、空気の入れ換え

窓を閉めたまま運転席のドアを開け助手席側の後部のドアを開ける。

ドアを開けるときに外気を引き込むので
一気に開けることで車内の高温になった空気と入れ換える。

2、霧吹きで水を撒くか冷却スプレーを使う

3、エンジンを掛けてエアコンを点ける

4、背もたれに、タオルに巻いたアイスノンを置く

私は、空気が冷えてから乗ったのにシートが煮えくり返っていて、シートの熱で熱中症になったことがあります。

5、濡れタオルでシートを拭く。

6、チャイルドシートは家に持ち帰る。

チャイルドシートも昼間はかなり高温になっているので
幼児の柔らかい皮膚は火傷になる場合もあり、かなり注意が必要です。

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車内の置き忘れの理由と対策

毎年、世界中で子供を車内に置き去りにして亡くなるケースがあり、親の意識の低さもありますが、かなり考え難いことに、故意でなく本当に子供を忘れてしまう事もあるそうです。

■認識不足

沖縄で

パチンコの為に生後5か月の赤ちゃんを6時間もの間、窓を締め切って車中に
置き去りにして死亡させる事件がありました。

母親は「大丈夫だと思った。」と言っているそうです。

パチンコ店駐車場に置き去りの犠牲になった子供はもっとたくさん居ます。

■思い込み

埼玉県で

30代の夫婦が後部座席のチャイルドシートに乗せてから、車に乗らずに外出。2歳の長男と1歳の長女が死亡した事件。

夫婦は「お互いが保育園に連れて行くものと思い込み、そのまま外出してしまった」と言っている。

■置き忘れ

鹿児島県で

男性教諭から「娘を託児所に送ったと誤認してクルマの中に置き去りにしてしまった」との通報があり署員が急行。後部座席に居た2歳の女児の意識はなく死亡が確認された。

北九州で

保育園の送迎車に園児を置き忘れて死亡。救急車を呼ばずにクーラーの風を当てていた。

海外で

父親が1歳10か月の赤ちゃんを乗せ、車内に置き去りにして出社し、帰宅時まで放置して亡くなる。

「託児所に預けるのを忘れた。」と言っている。

そんなあり得ないことが多くあります。

■子供を置き去りにしたり忘れるような人への対策として

●5分で高温になるという認識を持たせるよう、周りも注意する。

●スーパーやパチンコ店の駐車場で、置き去りが無いか周りも気を付けて見る。

●子供と自分を結んでおく

●視界に入る位置に乗せる

●バッグを後部座席に置く

●自分が降りるときに後部座席を確認する仕組みを作る。

昨年、twitterで知ったのですが

スーパーの駐車場の車内に犬が置き去りにされていて、呼び出しの放送をしてもらっている間に、皆で車に水を掛けて車の温度を下げたり、少し開いている窓からお水を与えたり、救出しを試みたりしたのに、飼い主は迷惑そうに去って行ってしまったそうです。

動物も熱中症になるし、亡くなってしまうケースも沢山あるのに、認識の甘い人はまだまだ沢山居ます。

今年の夏は、置き去りが無くなるように意識が高まれば良いですね。

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