猫の糖尿病、血糖値が下がらない時のインスリン見分け方と保管の仕方。

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インスリンを新しくして血糖値が下がってきました。ストレスも高血糖に大きく関わる事を書きましたが、インスリンの質(状態)や扱いでも大きく変わります。なので今日はインスリンの質の見分け方や保管方法を書きます。

新しいインスリンでも輸送環境によって既に劣化しているものもあり、

毎回、効果は変わって来るのですが

先月のインスリンは見るからにサラサラで良いインスリンでした。

そして、

1か月経った昨日の、血糖値とフルクトサミンは

IMG_20160704_210907

フルクトサミン 390

9時間後の血糖値 184

先月は、

フルクトサミン  424

9時間後の血糖値 450オーバーでした。

先月の事はこちらです↓

猫の糖尿病の原因のストレスから解放した結果と、この食事で尿路結石も良好です。

安定していた血糖値が上がる原因として

ストレスは大きく関係することを書きましたが、

インスリンの状態にも、とても左右されてしまいます。

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インスリンの見分け方

インスリンの劣化についてはこちらにも書きましたが

インスリンの劣化と見分け方と対処

新しいインスリンをバイアル(瓶)で出して貰っていても

開封時に既に、

・泡が在ったり

・分離している

ものがあります。

泡が在ると言うのは、

一度、一部でも凍ったり振られた可能性が高いです。

製造過程で気泡が入る場合があるという、

動物には使わないインスリン製剤の会社も稀にありますが、

通常では気泡はありません。

また、

分離については

劣化していない白濁インスリンは分離しないです。

明けた時に、混ぜても居ないのにこの状態でサラサラしています。

IMG_20160704_203845

このように、明けた時に

全体が白い場合と

粉と水がはっきり分離してしまっているものが在ります。

(分離しているものに当たりたくないですが、年1回くらいあたるので当たったら画像貼ります)

時には、2~3粒の気泡がある時もあります。

レベミル、ランタスなどの透明なインスリンの場合でも劣化すると

気泡や、ドロドロ感が出て

白濁インスリンとは逆に、透明が白濁してきます。

インスリンの扱いと保管方法

●絶対に振らない

●しつこく混ぜない

●温度を変えない

●光に当てない

ことが大切です。

手で人肌の温度に良く暖めるという指導しているところもありますが

私は、インスリンはいじらない方が効果が保てると実感しています。

なので、

冷蔵庫での保管時点で

温度を下げ過ぎず、混ぜなくて良い状況を作れば良いですね♪

●保管方法

冷蔵庫のドアの振れ幅が少ない場所に、箱に入れて横に温度計と共に置くと良いです。

IMG_20160704_203943

取っ手側の、大きく開く側は大きく開閉されますが

ドアの付け根側なら、

振れ幅が少なくなりますから、インスリンに与える振動が少なくなります。

そして、ドアに対して平行に寝かせて置くことで、振れ幅を抑えます。

●緩衝と遮光、凍らせない方法として

箱に説明書なども詰めたままにして、

更に温度が下がりすぎないように、緩衝材で包んでいます。

IMG_20160704_203913

こうすることで、

インスリンは0℃以下、37℃以上で変性するので

冷蔵庫内は37℃よりも0℃になる可能性の方が高いので凍らせず

注射時に、冷たすぎると不快なので温度を下げ過ぎず、遮光もできます。

いちいち両手で挟んでコロコロして温度を上げて居たら、劣化を早める気がしますし、手間も掛かりますから、

こうしておけば取り出した時に、

瓶の口を指先で持って手首をねじって

一周する程度でいつも直ぐに打てます。

そして

インスリンの持ちと効きが断然違います。

猫様が糖尿病になりたての頃はインスリンの扱いが分らず

効き目が直ぐに悪くなり1ヶ月持ちませんでした。

こうしてからは

開封時から状態の良いインスリンなら

インスリンが無くなるまで効果を保てています。

今回、状態の良いインスリンだったこともあり、

血糖値がみるみる下がってきていますので

上がり続けるときは

インスリンの状態や扱いも見直してみると良いですよ^^

これは

人間の糖尿病でも同じ事ですので

是非、インスリンというパートナーをより大切に扱ってみることをお勧めします♪

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