前歯の治療は仕上がりが肝心。綺麗じゃないと印象が変わってしまうので保険でできるものか、高額でもセラミックにするか悩みますよね。
一般的には、
差し歯はセラミックが根にも良く変色しないので、長持ちすると言われていますが、
私は1本8万円のセラミックの前歯が3年で根がダメになり、
後に行った歯医者さんに相談すると「神経を抜いてしまうと歯がもろくなるから、どうせ差し替えが必要になり高額なものは勿体ない」と言われました。
確かに、保険の差し歯や詰め物や管でも10年以上もっているものもありますし、8万円の方が金の芯を入れると歯茎の色も紫になりきたなくなります。
差し歯の値段
〇保険診療では、
前歯の犬歯までは自己負担1本3000円程度で、6本では15000円ほどでした。
〇セラミックは
土台込みで1本8万円でしたが、今は半額の4万円で作れるところが多くなっています。ブリッジで一体化しても本数×1本の値段です。
〇セラミックでもメタルボンドセラミッククラウン
といって内部や裏側に金属を使っているものもあるので
アレルギーが気になる場合は
・ハイブリッドセラミックス4~6万円や
・オールセラミック8~10万円
・e-max10万円
・ジルコニア13万円などもあります。
神経を抜くと
神経を抜くには歯髄(しずい)という歯の根っこの部分まで取り除きます。
そこには歯に栄養を送る血管も在るため、神経を抜くと栄養の行き届かない死んだ歯になります。
そのために残っている歯が変色したり、もろくなったりします。
保険とセラミックどっちが良いか?
これは保険の差し歯です。
1本8万円で作ったものとは素材が違いますがデザインも色も良いです。
右側から2番目の上にもろけて取れた歯が残っています。
神経を抜いて差し歯にすると健康だった歯がこんなふうになってしまいます。
土台の歯が悪くなるたびに、
1本4万円以上の高額な差し歯を何度も差し替える余裕があるならば別ですが、出費を抑えたいならば先ずは保険でできるものをお勧めします。
白で作れる範囲は
犬歯までの6本でしたが、2014年4月からは犬歯の奥の2本まで強化プラスチックの白で作れるようになりました。
私の場合、20歳のころに前歯の1本が少しだけ内側に曲がって生えているのを気にして相談に行ったところ、成人では矯正は出来ないと言われて差し歯にしたところ、
根が悪くなっては隣の歯を借りてブリッジにしていき、最初に差し歯にしたときから10年で4本失い、20年で6本失いました。
全く、虫歯でもない健康な歯だったのです。
神経を抜いていない歯は健在で、虫歯にもなっていないので、神経を抜くことで歯を失うのを早めるのは本当ですね。
現在では、年齢に関係なく矯正できるので、虫歯や折れてしまったなど歯に問題が無いなら矯正がお勧めです。