引っ越し11回の私の経験から、やはり挨拶は大事だとは思うのですが、最近は引っ越しの挨拶へ行っても出てこない人が多いです。
朝は10時以降、夜も常識の範囲で8時までに伺って、電気も点いていても居留守されるお宅が年々増えてきています。
引っ越すと、新聞などいろんなセールスの方が来たり、事件も多いので警戒するのは解るのですが、挨拶できないままで外でバッタリ会った時に「何度も挨拶に伺ったんですよ。」とは言えないし。。。やはりなんか気まずいです。
そこで私は最近は、
のしに部屋番号と名前を書いてポストに入るサイズのものを選ぶようにしてからは、引っ越しの挨拶はできていなくても気持ちよく過ごせています。
挨拶の範囲はどこまで?
引っ越しの挨拶は、向う三軒両隣(むこうさんげんりょうどなり)なんて言いますが、実際には、向かいの3軒と両となりの5軒という形状の配置はそんなにありません。
■戸建ての場合は
・20棟などの規模で新築戸建てが建ち上がり、皆が同時期に引っ越してくる場合はわざわざ品物を買って挨拶に行かない人が多めでした。
私は両隣に挨拶に行きましたが、相手は用意していませんでしたし、他の方々も言葉では挨拶しても品物を買ってまでは挨拶しなかったそうです。
確かに、皆がその土地でのスタートが一緒だからという考えにも頷けますが、一応両隣には用意した方が無難です。(相手が来た時に渡す用に)
・既に住宅地だったり、同期の新築でも自分だけ入居が大幅に遅い場合は、両隣、前後、または並び一列など、配置の形状に合わせて関わりありそうなお宅へ挨拶に行けば無難です。
・自治会がある場合は、会長への挨拶もした方が良いです。
■マンションやアパートで重要なのは
・階上下への気配りです。
特に賃貸物件は分譲物件よりも造りが華奢で、壁も床も薄い場合が多く、足音や物音のトラブルが起こります。また、声は上に響く為、上の住人への挨拶もしておいた方が無難です。
・賃貸は両隣と上下は絶対で、件数が少なければ同じ階全部。
・分譲は両隣、またはエレベーター前から自分の部屋までなど、自分が通る部屋全部。
通り道にあたる家や住んでいく上で関わりある家を選んで挨拶に行くと後々、気持ちよく過ごせます。
■挨拶のタイミングは
引っ越し前に出来れば良いですが、
最近は引っ越し業者が、ご近所への騒音などに配慮して「迷惑をお掛けします」と言う挨拶は済ませてくれますので、そんなに直ぐにしなきゃと気負う事は無いです。
家族全員で行くのが理想ですが、一人で行って「主人と息子と娘が居ります」程度の紹介でも大丈夫です。
一人でも挨拶に行ったのに、家族揃って挨拶したとか、しないとかで、あーだこーだ言うような方々とは付き合いたくも無いですしね。
品物
●珍しいもの
引っ越し前の土地の有名なものがあればそれも喜ばれます。
デパートや駅ビルにも各地の有名店のものが出品されています。
●少し高価なもの
チョコレート(溶けない時期なら)、クッキー、おせんべい、紅茶、日本茶、コーヒー、ジャム、ジュースなど普段食べるものの高価なブランドのものなどで
普段は自分では買わないけど貰ったら嬉しいもの。
●あっても困らないもの
タオル・洗剤、キッチン消耗品など
タオルは、今治タオルやブランド、織り方が珍しいとか普段は買わないものが喜ばれます。
入浴剤など臭いのあるものは好みがあるのでお勧めしませんが、使わなければ誰かにまた上げれるので大丈夫です。
☆何度行っても不在でポストも無くてドアノブにぶら下げるなら食べ物はやめた方が良いです。
どこで買う?
引っ越し前に用意した方が良いので、デパートや駅ビルなどへ出かける時間が無い場合は
デパート通販もありますし、ネット通販でなんでもあり、のしの印字の注文も出来ます。
選ぶのが面倒な場合は、引っ越し屋さんも300円からのデパートや伝統品のギフトカタログを用意しています。
さっさと選んで注文してしまって、荷造りに集中しましょう^^