自転車事故はかなり重大な事故が起こっているので損害賠償額も1億円近くになっています。
そこで、うちでも昨年自転車保険に入ったのですが、引越しで火災保険の変更手続きをした時に営業さんに「何か他に必要な保険は有りますか?」と聞かれたので
「自転車保険はそちらではおいくらですか?」と聞いたら、もう付いてますよと言われ。
火災保険に損害賠償特約が付いていて、自転車で相手に怪我をさせた場合にも保険金が出るし
自転車保険と変わりないと言う事を知りました。
賃貸でも、持ち家でも、家事を出した人の保険からの賠償は無く貰い火も自分の保険を使うので、火災保険に入っていない人は殆どいないと思います。
自転車保険の掛け金は
1人1億円で年間5000円くらいですが家族タイプだと倍にもなりますから
自転車保険に加入する前に、火災保険証を確認して損害賠償が付いていない場合でも
火災保険に付帯したほうが安いです。
自転車保険の義務化
自転車保険は
既に一部の企業や学校では加入を義務づけていますが、兵庫県が自転車保険の加入を義務づける条例案を来年2月にも県議会に提案すると表明しました。
自転車事故件数と損害賠償額
警視庁の統計でも
自転車の関わる事故が70万~80万件発生し、人対自転車の事故は毎年2600件ほど起きています。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/bicycle/bicycle.htm
人対自転車の事故の損害賠償請求裁判の判例では、運転者の過失と被害者の請求が認められています。
高額の判例では
事故当時16歳の高校生が携帯電話を操作しながら運転中に、女性に衝突し
手足のしびれが残り歩行困難になり5000万円の支払い命令の判決が出ています。
最高額の判例では
事故当時11歳の小学生がライトを点灯し坂を下り、女性と正面衝突して頭部強打し意識不明で裁判当時も寝たきり。
この裁判では、
少年の親が監督義務を果たしていないとして母親に対し9500万円の支払を命じた判決が出ています。
いずれも、
最終判決までは3~4年掛かっていますので、お互いに判決が不服だったわけです。
ほんとうに加害者も被害者も心身ともに辛いですよね。
加害者は判決が重いと感じたとしても、支払いを軽くしてもらう為に控訴、上告するのも心が痛むと思います。
被害者は生活を保障してもらわなければ生きていけないから争うしかないですし
加害者だってお金があれば争わないで、いくらでも請求分出してあげたいと思います。
現実問題として自転車事故も裁判も増えています。
当たり前ですが自転車側への賠償責任命令の判例しかありません。
損害賠償額は500万円~9500万円
自転車保険は高いものでも年間4000~5000円程度ですから
自転車保険に加入しておくことは大切です。